つなげる原動力・
そして地域へ
このたび、2022-23年度 高萩ロータリークラブ会長を拝命いたしました。私は、2014年8月に当クラブに入会させていただきました。会員皆様のおかげでロータリー歴8年目を迎えることになります。この間、色々と経験を積んでまいりましたが、まだ47歳という若輩の身でございます。クラブのために精一杯努力してまいる所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。
ところで、2019年に始まった新型コロナの猛威は、終息に向かっているものの、いまだ燻り続けております。この新型コロナによりロータリー活動のみならず、会員皆様の企業活動にも大きな影響が生じていることと思います。会員の皆様にはおかれましては、改めてご健康に留意されるとともに、ご家族・社員の皆様を支えていかれますよう切に祈念申し上げます。
さて、本年度のRI会長「ジェニファー・ジョーンズ」氏のテーマは「IMAGINE ROTARY」です。ジョーンズ氏は講演の中で、世界にもたらせる変化を想像して大きな夢を描き、その実現のためにロータリーの力とつながりを生かすよう呼びかけました。また、果たしがいのある責任を会員が担える事が、会員の積極的な参加を促し、その為にはロータリーの「適応と改革」が必要だと述べております。つまり、会員がクラブの活動に積極的に参加したくなる環境を整えることが会員の維持にとって重要であり、会員がロータリーに何を期待するか?やりがいのある責任を会員に与えることができているか?…これらを考慮しながらクラブ運営をすることを求めています。
また、大野治夫ガバナーは、今年度の地区スローガンを
「enjoy life~人生を楽しむ~」と定められ、
地区目標を、
「一人一人が想像力を持って奉仕する」と定められました。
ロータリーを通して人生を楽しみ、魅力あるクラブ、魅力ある活動を創造することを求めています。
さらに、会員の皆様はご存じのことですが、当クラブよりガバナーを初めて輩出することになり大髙司郎会員がガバナーノミニーとなられました。ガバナー輩出は当クラブで初めてのことであり、クラブにとって大きな転機をもたらすものでしょう。ガバナー年度の2024-2025 年度は、1970年(昭和45年)10月30日、23名のチャーターメンバーの皆さんがクラブを創立してから54年目であり、チャーターメンバーから始まり、歴代の会員の皆様が築いてきたクラブの歴史を、これからクラブを背負っていくことになる若手会員へつなげる節目となるものと考えます。この経験は必ずや高萩ロータリークラブを次の時代に導くことになるでしょう。
これらを踏まえ、私は、今年度のテーマを
「次の時代・つなげる原動力・そして地域へ」と致しました。
2022年の今日、世界は、新型コロナ、ウクライナ戦争など、類のない状況下にあり、それを乗り越えようと動いています。我がクラブも、新型コロナにより通常の例会が開催しにくくなり、代わってオンライン等の新しい方法での例会の様式や,状況に即した組織づくりを迫られるようになりました。どの様な状況でも活動を続けることは、クラブの活力維持に重要だと考えます。そのためにも、いろいろな状況に適応できる柔軟な組織・例会の在り方を考える必要があります。
また「ガバナー年度」のホストクラブを迎えるにあたって、当クラブとして原動力を培うことが重要であると考えます。私がイメージする「原動力」とは、具体的には、ロータリー活動を会員が楽しめること、そしてクラブと地域社会とのつながりを強化すること、そして会員が我がクラブに所属することを誇りに思えること、そして会員増強です。
その為にも、高萩ロータリークラブの活動に参加したすべての人に、特別な体験を提供する必要があります。例えば、「個人的・職業的に成長する体験」や、「市民・団体などと協力する体験」や、「活動の成功を仲間と分かち合う体験」などです。
高萩ロータリークラブが様々な奉仕活動を、地域を巻き込んで展開し、“クラブと地域の間”、“会員と会員の間”、“会員と市民の間”をつなげる機会を創造し、手を取り合って行動する楽しさを分かち合うことは、必ずクラブの原動力を高めることにつながることと考えます。
ロータリー活動の中心はクラブであります。高萩ロータリークラブとして、世界で、地域社会で、そして会員自身の中で、より良い変化を創造し実行する…来たるガバナー年度に向かって我がクラブの歴史をつないでいきましょう。このテーマと趣旨をご理解いただき、各会員の皆様にはクラブ活動にご尽力をいただければと思います。1年間よろしくお願いいたします。